移動: 案内, 検索

2016年度利根川水系調査 安中市松井田町五料調査成果物

2017年12月20日 (水) 04:55時点におけるShun20104 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)

五料ポスター表.jpg 五料ポスター裏.jpg

概要

 2016年度の利根川水系調査のうちの一つに、碓氷郡坂本郷への調査があります。ここは、比定地が広域なっているため、事前の文献調査をふまえ、現在の安中市松井田町五料を調査対象地としました。五料は碓氷川によって形成された地形をもとに〈山際〉のくらし、〈街道沿い〉のくらし、妙義山の〈ふもと〉のくらしという3つのくらし方を見ることができました。そして、それらが〈街道沿い〉を介して集落としてのつながりを保ち持続してきたことが分かりました。

 五料の調査では、昨年度同様、地元へのスピーディーな還元を目指して、千年村プロジェクトの学生を中期的に送り込み十分なヒアリングと調査を行った上で、地元で公開ワークショップを行うことにしました。五料でのワークショップの最終テーマは、3つのくらしが分かるポスターとマップを作ること。そのワークショップの成果が上記になります。


ポスターについて

  • 表(上) ポスター

 表面では、3つのくらしを象徴するイメージとキャッチフレーズを載せました。今回我々が挑戦したことは、集落の将来を担う小学生を巻き込んだワークショップを開催することです。そこで、臼井・坂本学童クラブの児童のみなさんの協力を得て、我々が調査の中で撮影した写真をもとに、ポスターに載せる各くらしの写真を小学生に選んでもらいました。その後、参加者全員でキャッチフレーズを検討し見事ポスターが完成しました。

やまでたくましく みちでなかよく

というキャッチフレーズは、五料が紡いできたくらしと集落としてのつながりをよく表しています。

  • 裏(下) 千年村マップ あそびからみる五料

 裏面では、五料の多様な地形とそれに伴う3つのくらしの特徴を捉えた架空の五料に、昔と今の五料で行われている遊びを描きました。あそび場は地形と人の関係性を映し出すものであり、あそびが生まれる場所には人が集まるだけの地形や環境、交通にまつわる特徴があります。また、五料の3つのくらしをコラムとして載せてあり、あそびとくらしの関係性を見ることができます。なお、マップに描かれたあそびは臼井・坂本学童クラブの児童のみんな、五料及び臼井地区在住の方を対象としたアンケート及びヒアリングによって収集したものです。


〈制作〉
千年村プロジェクト五料調査班
監修:中谷礼仁

  • 学生調査員

早稲田大学 Jon Alvarez Fernandez/神保洋平/木村真拓/鈴木明世/鈴木登子/石坂駿/蒋一悠/杉山祐太郎
千葉大学 金盛晋也/永井朝樹
東京都市大学 福井啄人
慶應義塾大学 稲田玲奈

〈協力〉

  • 臼井地区生涯学習センター 
  • 臼井・坂本学童クラブ