「在田郡吉備郷(和歌山県)」の版間の差分
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丹生村とは現在の吉備町東丹生図・西丹生図付近のことと思われ、また野村の四至のうち「北至野田大溝」とは吉備町野田付近、さらには小島村とは同町小島付近と推定されるところから、吉備郷は有田川流域の一帯であったことがうかがえる。なお江戸期の「続風土記」は当郷を藤波・田殿両荘の地に比定し、藤波荘下津野村の小名に吉備野があることをあげている。「地名辞書」は当郷を現在の有田郡吉備町土生・下津野・野田・小島付近一帯に比定しているが、有田川左岸だけではなく両岸に及ぶ一帯と思われ、現在の吉備町一帯の地域に比定される。(p361) | 丹生村とは現在の吉備町東丹生図・西丹生図付近のことと思われ、また野村の四至のうち「北至野田大溝」とは吉備町野田付近、さらには小島村とは同町小島付近と推定されるところから、吉備郷は有田川流域の一帯であったことがうかがえる。なお江戸期の「続風土記」は当郷を藤波・田殿両荘の地に比定し、藤波荘下津野村の小名に吉備野があることをあげている。「地名辞書」は当郷を現在の有田郡吉備町土生・下津野・野田・小島付近一帯に比定しているが、有田川左岸だけではなく両岸に及ぶ一帯と思われ、現在の吉備町一帯の地域に比定される。(p361) | ||
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2016年1月14日 (木) 03:39時点における最新版
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緯度経度 | 34° 3' 57" 北, 135° 13' 8" 東 |
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丹生村とは現在の吉備町東丹生図・西丹生図付近のことと思われ、また野村の四至のうち「北至野田大溝」とは吉備町野田付近、さらには小島村とは同町小島付近と推定されるところから、吉備郷は有田川流域の一帯であったことがうかがえる。なお江戸期の「続風土記」は当郷を藤波・田殿両荘の地に比定し、藤波荘下津野村の小名に吉備野があることをあげている。「地名辞書」は当郷を現在の有田郡吉備町土生・下津野・野田・小島付近一帯に比定しているが、有田川左岸だけではなく両岸に及ぶ一帯と思われ、現在の吉備町一帯の地域に比定される。(p361)