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「片岡郡長野郷(群馬県)」の版間の差分

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長野郷は片岡・群馬両郡にあるが、「地名辞書」は片岡郡長野郷を「今の乗附、石原、寺尾の地にあたるごとし」とし、群馬郡長野郷を「今室田村、久留馬村、車郷村、長野村にあたるごとし」とする。また、「日本地理志料」は片岡郡長野郷を「寺尾、根小屋諸村」とし、群馬郡長野郷を「東明屋、西明屋、上柴、下柴、松ノ沢、善地、富岡、白岩、白川、本郷、神戸、三子沢ノ諸邑二亘ル」とする。近年では、片岡・群馬両郡の酒井は鳥川が画しており、両郡の長野郷は鳥川を隔てて向かい合っていた地と推定されている。したがって両長野郷はともに高崎市域の西部に比定され、群馬郡長野郷は旧長野村・旧六郷村あたり、片岡郡長野郷は上豊岡町・中豊岡町・下豊岡町・石原町・乗附町あたりと考えられている。(p690)
 
長野郷は片岡・群馬両郡にあるが、「地名辞書」は片岡郡長野郷を「今の乗附、石原、寺尾の地にあたるごとし」とし、群馬郡長野郷を「今室田村、久留馬村、車郷村、長野村にあたるごとし」とする。また、「日本地理志料」は片岡郡長野郷を「寺尾、根小屋諸村」とし、群馬郡長野郷を「東明屋、西明屋、上柴、下柴、松ノ沢、善地、富岡、白岩、白川、本郷、神戸、三子沢ノ諸邑二亘ル」とする。近年では、片岡・群馬両郡の酒井は鳥川が画しており、両郡の長野郷は鳥川を隔てて向かい合っていた地と推定されている。したがって両長野郷はともに高崎市域の西部に比定され、群馬郡長野郷は旧長野村・旧六郷村あたり、片岡郡長野郷は上豊岡町・中豊岡町・下豊岡町・石原町・乗附町あたりと考えられている。(p690)
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※[[『和名類聚抄』の郷名比定地について]]
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[[Category:千年村]]
 
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[[Category:『和名類聚抄』の郷名]]
 
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[[Category:群馬県]]
 
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2016年1月14日 (木) 03:42時点における最新版


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緯度経度 36° 20' 8" 北, 138° 57' 57" 東

長野郷は片岡・群馬両郡にあるが、「地名辞書」は片岡郡長野郷を「今の乗附、石原、寺尾の地にあたるごとし」とし、群馬郡長野郷を「今室田村、久留馬村、車郷村、長野村にあたるごとし」とする。また、「日本地理志料」は片岡郡長野郷を「寺尾、根小屋諸村」とし、群馬郡長野郷を「東明屋、西明屋、上柴、下柴、松ノ沢、善地、富岡、白岩、白川、本郷、神戸、三子沢ノ諸邑二亘ル」とする。近年では、片岡・群馬両郡の酒井は鳥川が画しており、両郡の長野郷は鳥川を隔てて向かい合っていた地と推定されている。したがって両長野郷はともに高崎市域の西部に比定され、群馬郡長野郷は旧長野村・旧六郷村あたり、片岡郡長野郷は上豊岡町・中豊岡町・下豊岡町・石原町・乗附町あたりと考えられている。(p690)


『和名類聚抄』の郷名比定地について