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<big>'''千年村プロジェクトとは '''</big>
 
<big>'''千年村プロジェクトとは '''</big>
  
〈千年村〉とは、千年以上にわたり、度重なる自然的社会的災害を乗り越えて、生産と生活が営まれてきた集落・地域のことである。
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〈千年村〉とは、千年以上にわたり、度重なる自然的社会的災害・変化を乗り越えて、生産と生活が持続的に営まれてきた集落・地域のことをさします。
このウェブサイトは全国の〈千年村〉の情報を公開・収集するプラットフォームとして構想された。
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千年村プロジェクトは、全国の〈千年村〉の発見および顕彰を行なうことで、今後の集落地域の存続のための評価手法の開発を目的としている。
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〈千年村〉プロジェクトとは、全国の〈千年村〉の収集、調査、公開、顕彰、交流のためのプラットフォームとして構想されました。建築史学、建築デザイン、社会基盤工学、造園学、民俗学者、歴史地理学、ウェブデザインに携わる研究者・実務者らの自発的意志によって結成された千年村運動体によって運営されています。
  
  
 
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千年村プロジェクトの背景'''</big>
 
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千年村プロジェクトの背景'''</big>
  

農業などの一次産業を行なう生活空間の土地利用や居住域の多くは、数百年以上の歴史を持ち、様々な圧力を受けつつも、歴史的特性を保持し続けている。このような空間の地形立地は生産性や防災性能に影響し、持続的で土地固有の地域性に繋がると考えられる。 しかし、そういった地域は文化財保護法による重伝建地区のような突出した価値を持つ地域のような文化財的評価の対象とはならないため、現在特に保全等の対策も講じられていない。 歴史的価値を有し、今後の国土の景観形成の基盤となりかつ指針を抽出しうる地域を今後、評価するべきではないだろうか。
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農業、林業、漁業などの日本を支えてきた一次産業を行なう生活空間の土地利用や居住域の多くは、数百年以上の歴史を持ち、様々な圧力を受けつつも、歴史的特性を保持しつづけてきました。このような空間の立地は生産性や防災性が考慮され、持続的で土地固有の地域性がすでに育まれてきたと考えられます。
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山際の集落、その眼下に広がる水田、集落をまもる鎮守の森。日本における地域の多くはそのような性格を具備してきました。しかし、そのような性格は突出した文化財的評価の対象としてではなく、むしろ健全な日常的国土をささえてきました。このプロジェクトは、そのようなたくましく柔軟に生きてきた環境・集落・共同体の三位一体に対して、いくばくかの自信を持っていただくことと今後の千年をめざした地域づくりの一助になることを目標としています。
  
  
 
<big>'''千年村プロジェクトの目的
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<big>'''千年村プロジェクトの目的
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千年村プロジェクトは、今後の集落地域の存続のための評価手法を開発することを目的としている。そのために研究対象を「千年を超えて生産と生活が存続する地域」=〈千年村〉と設定し、その発見および調査を行う。本研究体は千年村を日本の国土景観の基層をなしている、長期間にわたって持続してきた集落・町並み・景域として設定している。その「歴史的持続」という事実に着目して評価・分析し、持続の要因を解明することで、今後の景域の持続に向けた地域づくりに寄与するものであると考えている。 これらの正当な評価手法の開発として以下の3段階を達成していく。
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同プロジェクトには以下の4つの目的があります。
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〈千年村〉をみつける…全国の〈千年村〉の発見、認定、情報の収集と公開
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〈千年村〉からまなぶ…千年村から今後の集落・地域の存続のための手法や地域評価の方法をまなぶ
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〈千年村〉をつづける…各地域の〈千年村〉の連携や交流、〈千年村〉運動体による〈千年村〉持続のための地域づくりへの参画
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〈千年村〉をたたえる…地域の〈千年村〉としてのアイデンティティ付与、各〈千年村〉相互の交流
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<big>'''千年村プロジェクトの手法'''</big>
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「みつける」は主にウエブサイトを通じておこないます。「まなぶ」、「つづける」、「たたえる」は各〈千年村〉との実地なかかわりによって構築されます。これらの具体的な活動は以下の4段階を構想しています。
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(1)ウエブサイトにて平安期文献(『和名類聚抄』)に記載された郷名の現在地比定をベースとした全国の〈千年村〉データベースの作成と公開をおこないました(2014年4月2日)。このデータベース=〈千年村〉のすべてではありません。私たちは、このデータベースが呼び水となって、さらなる〈千年村〉の発見や報告がもたらされることを期待しています。…〈千年村〉をみつけるのページへ(リンク)
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(2)上記データベースと新たにもたらされた知見をもとに〈千年村〉と同定されうる地域に赴きます。「環境」「構造」「共同体」の観点から、その持続要因を分析します。…〈千年村〉からまなぶのページへ(リンク)
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(3)さらに現状の課題点をみいだし、それらについても客観的立場から提示、解決策を提案していきます。…〈千年村〉をつづけるのページへ(リンク)
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(4)全国の〈千年村〉が私たち運動体の活動を越え、相互に交流、知識の交換を行いうるためのプラットフォームを徐々に確立します。…〈千年村〉をたたえるのページへ(リンク)
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<big>'''最後に'''</big>
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千年村プロジェクトは、〈千年村〉からまなぶことで、〈千年村〉のみならず今後の地域一般存続のための評価・手法を開発することを最終の目的としてます。国土の基盤とも言える〈千年村〉の持続と発展を願ってやみません。現在の活動メンバーは別ページ(リンクはってください)の通りです。
  

(1)平安期文献(『和名類聚抄』)に記載される地名の比定地名をベースとした全国の<千年村>データベースの作成および公開を行う。

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全国の〈千年村〉の方々の積極的な提言と連携を求めたいと思います。
  
(2)〈千年村〉を「環境」「構造」「コミュニティー」が一体になったものと捉え、その持続要因を解明する。
 
  

(3)各地域の存続に関する普遍的要因と歴史的要因をもとにした<千年村>の評価と存続手法を開発する。
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2014年4月2日 千年村運動体

2014年3月28日 (金) 08:35時点における版

千年村プロジェクトとは 

〈千年村〉とは、千年以上にわたり、度重なる自然的社会的災害・変化を乗り越えて、生産と生活が持続的に営まれてきた集落・地域のことをさします。

〈千年村〉プロジェクトとは、全国の〈千年村〉の収集、調査、公開、顕彰、交流のためのプラットフォームとして構想されました。建築史学、建築デザイン、社会基盤工学、造園学、民俗学者、歴史地理学、ウェブデザインに携わる研究者・実務者らの自発的意志によって結成された千年村運動体によって運営されています。



千年村プロジェクトの背景


農業、林業、漁業などの日本を支えてきた一次産業を行なう生活空間の土地利用や居住域の多くは、数百年以上の歴史を持ち、様々な圧力を受けつつも、歴史的特性を保持しつづけてきました。このような空間の立地は生産性や防災性が考慮され、持続的で土地固有の地域性がすでに育まれてきたと考えられます。

山際の集落、その眼下に広がる水田、集落をまもる鎮守の森。日本における地域の多くはそのような性格を具備してきました。しかし、そのような性格は突出した文化財的評価の対象としてではなく、むしろ健全な日常的国土をささえてきました。このプロジェクトは、そのようなたくましく柔軟に生きてきた環境・集落・共同体の三位一体に対して、いくばくかの自信を持っていただくことと今後の千年をめざした地域づくりの一助になることを目標としています。


千年村プロジェクトの目的


同プロジェクトには以下の4つの目的があります。

〈千年村〉をみつける…全国の〈千年村〉の発見、認定、情報の収集と公開

〈千年村〉からまなぶ…千年村から今後の集落・地域の存続のための手法や地域評価の方法をまなぶ

〈千年村〉をつづける…各地域の〈千年村〉の連携や交流、〈千年村〉運動体による〈千年村〉持続のための地域づくりへの参画

〈千年村〉をたたえる…地域の〈千年村〉としてのアイデンティティ付与、各〈千年村〉相互の交流


千年村プロジェクトの手法

「みつける」は主にウエブサイトを通じておこないます。「まなぶ」、「つづける」、「たたえる」は各〈千年村〉との実地なかかわりによって構築されます。これらの具体的な活動は以下の4段階を構想しています。

(1)ウエブサイトにて平安期文献(『和名類聚抄』)に記載された郷名の現在地比定をベースとした全国の〈千年村〉データベースの作成と公開をおこないました(2014年4月2日)。このデータベース=〈千年村〉のすべてではありません。私たちは、このデータベースが呼び水となって、さらなる〈千年村〉の発見や報告がもたらされることを期待しています。…〈千年村〉をみつけるのページへ(リンク)

(2)上記データベースと新たにもたらされた知見をもとに〈千年村〉と同定されうる地域に赴きます。「環境」「構造」「共同体」の観点から、その持続要因を分析します。…〈千年村〉からまなぶのページへ(リンク)

(3)さらに現状の課題点をみいだし、それらについても客観的立場から提示、解決策を提案していきます。…〈千年村〉をつづけるのページへ(リンク)

(4)全国の〈千年村〉が私たち運動体の活動を越え、相互に交流、知識の交換を行いうるためのプラットフォームを徐々に確立します。…〈千年村〉をたたえるのページへ(リンク)


最後に

千年村プロジェクトは、〈千年村〉からまなぶことで、〈千年村〉のみならず今後の地域一般存続のための評価・手法を開発することを最終の目的としてます。国土の基盤とも言える〈千年村〉の持続と発展を願ってやみません。現在の活動メンバーは別ページ(リンクはってください)の通りです。

全国の〈千年村〉の方々の積極的な提言と連携を求めたいと思います。


2014年4月2日 千年村運動体